【2019.12.11更新】
じんましん? 湿疹?
普段通り生活していたのに、突然顔にぶつぶつが出来ちゃったことありませんか?
そういうときは洗顔や化粧水が合ってなかったり、紫外線や汗・ストレスによって引き起こされる外的・内的刺激による原因が考えられます。
でも自分にはちょっと当てはまらないなぁ……。
せっかく美味しいマグロとカツオをいっぱい食べて幸せだったのに……。
(。´-ω・)ン? もしかしてこれ?
というわけで今回は、魚を食べるときにヒスタミン食中毒に注意したいポイントを中心に紹介します。
ヒスタミン食中毒の症状
ヒスタミンは簡単に言うと、かゆみや痛みの原因になる化学物質です。
人を含む動物の体内で作られているほかに、食物を口にすることで直接ヒスタミンを体内に入れることができます。
薬効もあるヒスタミンですが、体内で過剰に増えることでアレルギー反応を起こしてしまう場合があります。
ヒスタミン食中毒の症状は、食べた直後から1時間以内に、顔面、特に口の周りや耳たぶが紅潮し、頭痛、じんましん、発熱などで、重症になることは少ないです。発症した場合には、抗ヒスタミン剤が効果的ですので、速やかに医療機関に相談しましょう。
ヒスタミン含有量の多い食べ物
基本的にヒスタミン食中毒になる原因の食べ物は、マグロ・カツオ・サバ・サンマなどの赤身魚とそれを加工したものです。
赤身魚はヒスタミンの元となるアミノ酸「ヒスチジン」が特に多く含まれています。
そのことからヒスタミン食中毒なりやすいのは圧倒的に赤身魚とその加工品なのですが、白身魚やワイン・チーズ類などの発酵食品にもヒスタミンは含まれていることを覚えておきたいですね。
注意したいポイント
ヒスタミン食中毒に対してのポイントは
- 生魚は常温のまま放置しない
- 冷蔵されていてもなるべく早く食べる
- 冷凍の魚は常温解凍しない
- 加工品も低温保存を心掛ける
- 食べたときに明らかに舌がピリピリしたら食べない
- 鮮度が悪いものは食べない
というものが挙げられます。
予防法
体内に入れる前の予防法として、一般的な食中毒に有効な手である加熱処理がヒスタミン食中毒にはききません。これは冷凍保存しても同様です。
きちんと冷蔵することが大事ですが、生魚は長期保存せず新鮮なうちに食べるに限ります。
また、万が一ヒスタミン食中毒の症状が出てしまった場合には、応急処置として多めに水分補給をすることが有効です。
それで症状が引かなかった場合には、病院に行って薬を処方してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ヒスタミンは加熱処理や冷凍処理でなくすことは出来ません。ですが、過敏になって食卓から魚を遠ざけてしまうのはもったいないです。
注意点を覚えておけば怖くないので、美味しく魚を食べましょう。
今回は、魚を食べるときにヒスタミン食中毒に注意したいポイントを中心に紹介しました。
ぜひ、参考にしてみてください。