主食には種類がいろいろありますが、私の基本的な主食はやはり「米」!
新米の季節が近づいてくると、わくわくしながら残りの古米を消費していくというルーティーンを毎年おくっています。
ところが我が家の主食を保管していた米びつ内に現れた昨年の異変。それが「保冷米びつ」を購入しなければ……!と強く思うきっかけになるものでした。
今回は、保冷米びつの購入を決めた理由と購入した「保冷米びつ 愛妻庫」の商品到着後~初期使用感のレビューを紹介します。
昨年の夏の終わり、「米びつ」内で虫が発生!
保管していた米に虫が出ちゃったことありますか?
我が家では昨年の夏の終わりに出たんです、虫が……!
見つけたときは本当にぞわぞわしました。ぱっと見、米粒が動いているように見えるので「目の錯覚かな……?」と現実逃避。
ミノムシのように米を周囲にまとわりつかせた固まりも発見してしまい、半泣きです。
こういう米につく虫のたまごは普通にまぎれこむものなので、仕方ないんですけどね。
虫が出ても、きちんと取り除けば食べられます。(虫が出たからと言って、お米を処分したらバチが当たりますからね……。気分的にはあれですけどね)
時間はかかりましたが、一度すべて米を確認して虫っぽいのを取り除き、天日干しして残りの米はきちんといただきました。
お米は保管の仕方が重要!
米に虫が出てしまったのは「保管状態」に問題があったのは間違いありません。
米の保管温度は15°以下が理想!
年々、夏場の気温は35°以上が普通で40°近いときだってあります。それに日本は湿気がものすごい。ムシムシじめじめ。
そんな気温の中で常温保管はもうダメなんですね、きっと。
一応、虫除け対策にとうがらし成分が入った「米唐番」を入れてあったんですが、昨年の夏場は耐えられなかったようです。
(もしかしたら米の量に対して、米唐番の数が足りなかった可能性もありますが……)
冷蔵庫の野菜室に保管できればいいんですが、我が家は結構米を食べるし他の食材をしまう分を考えると現実的じゃないんです。
なので、いよいよ保冷米びつの買い時か! と思ったわけです。
どのメーカーの「保冷米びつ」がいいか悩む
我が家の米は農家から直接買っています。
今回我が家で使う保冷米びつを選ぶ際には「一度に一体(30kg)ぶんが入るもの」が必須の購入条件でした。
その条件を前提に調べてみたところ、保冷米びつって種類は多くもないけど価格がそれなりなのでどれにしようか悩みましたね。
以下では、私が保冷米びつを購入するにあたって各製品の「いいなと思ったところ」と「断念した理由」をあげてます。
購入を検討してみたもの
保冷米びつは小型のものでない限り、どの商品も基本的に冷蔵庫のように後部の二か所にキャスターがついているようです。
あと冬場は庫内の温度が15°以下になると、自動で運転を弱めたり停止したりするような省エネ設計が標準となっているものがほとんどでした。
エムケー精工 米冷えーる
【いいなと思ったところ】
- 内容量が「31kg、21kg、11kg」の3種類から選べる
- 計量部分を取り外せて水洗いできる
- 白米でも玄米でも保冷できる
- 室温30°のとき庫内温度は約15°を保つ
- Amazonの★評価は4.5
【断念した理由】
- 計量部分がレバー式ではなくスライド方式というのが慣れない
- 電源ランプが背面にあるらしくトラブルがあったときに分かりにくそう
- 各通販店には在庫があるようだが、新規の生産は終了している商品らしい
エムケー精工 クールエース(HK-331W)
【いいなと思ったところ】
- 最新のものだと内容量が「31kg、21kg」の2種類から選べる
- 計量部分が取り外せて水洗いできる
- 外気温35°のとき冷却温度15°以下
- 一つ前のタイプは新規の生産は終了しているようだがAmazonの★評価は4
【断念した理由】
- 計量部分がレバー式でなくスライド方式というのが慣れない
- 稼働音が気になる声が多かった
アルインコ 米びつクーラー
【いいなと思ったところ】
- 内容量が「30kg、21kg、12kg」の3種類から選べる
- 白米も玄米も保存できる
- 計量はレバー式
- フィルターのメンテナンスをランプで知らせてくれる
【断念した理由】
- 計量部分に扉がなく外部に出ている(ホコリがつきそう)
- 外気温30°のとき冷却温度16.6°以下
エムケー精工 ライスクール
【いいなと思ったところ】
- 内容量が「10kg、5kg」の2種類から選べる
- デザインがおしゃれ!
- 計量はレバー式
- 外気温35°のとき冷却温度15°以下
【断念した理由】
- 30kgタイプがない
- 米の残量を確認する窓なし(残量が少なくなったらランプ点灯)
最終的に購入した「保冷米びつ」はこちら!
静岡製機製 愛妻庫
【購入の決め手】
- 内容量が「31kg、15kg」の2種類から選べる
- 国産品との表示
- 運転音が非常に静かとの表示
- 計量はレバー式
- 電源ランプは前面にあり
- 庫内温度が14°以下になると自動停止(省エネ)
- 白米か無洗米のどちらかを投入できる(無洗米アダプターつき)
- 商品名がいい!
商品到着~気になったこと
はじめて家庭用に一番容量が大きい31kgタイプの保冷米びつを買ったので、ある程度の大きさは予想していました。
実際、段ボールで届いた状態は大きかったですが、保冷しながら一度に30kg分の米を入れておくことを考えれば納得の大きさ。
(正面から見て)高さは89cm、幅は30cm、奥行きは54.6cm。
でも段ボールから出してみると、意外とスリムに感じました。
初見で気になったところ
新品ですが使い始める前に米びつ内部を軽くふいておこうとしたとき、米びつ内の下の方のにおいが少し気になりました。
機械のオイル?の匂いなのかは分かりません。
とりあえず「固くしぼったふきん+乾いたふきん」でふいて、しばらくふたを開けておきました。それで一旦匂いは気にならなくなりました。
しかし、ふたを閉めておいたらまた匂いがあるような感じだったので、家族に確認してもらったところ「こんなものでは?」とのこと。
じゃあいっか、と米びつに米を入れてみて二日たちましたが、米の方に匂いがうつることもなく、おいしく炊けているので問題なさそうです。
というか、音が静かで驚き! 夏場でもこんな感じだといいなぁ。
どちらにせよ、米を入れる前に米びつ内部は裏側までふいた方が良さそうです。
細かいプラスチックのくずがふきんについてきたのが確認できました。
追記(2021.10.13)
半年ほど使ってきましたが、はじめに感じた機械のオイルみたいな匂いは全く感じなくなりました。
米の方に匂いが移ったと感じることもなく、おいしく快適に使えています!
アース線について
保冷米びつを購入してから気づいたのが、「アース線」の問題です。
アース線は漏電を防ぐための線で、アース線用のコンセントにつないでから電源を差し込んで使うことになっています。
例)電子レンジ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機など
これらは基本アース線がついていて、これらを使うコンセントの差込口はアース線専用のものになっているはずです。水回りで使う家電はアース線をきちんとつないでから電源をつなぐことで漏電を防ぎます。
しかし、我が家で保冷米びつを設置しようとしていたところにはアース線用のコンセントがありませんでした。
で、どうしたらいいか調べたところ、解決法としては2つ。
- 電気工事屋さんにアース線用のコンセントを作ってもらう
- 市販で売ってるビリビリガードを使用する
この中で安全とコスパを考えたら、2のビリビリガードを使用して漏電対策をするのが一番よさそうでした。
このビリビリガードは「アース線のコンセントがないとき」&「古い家で家電を使うとき」の漏電対策に使えるようです。
じゃあビリビリガードを購入しようかと思ったのですが、我が家の大元のブレーカーには漏電ブレーカーがついていました。
これは家のどこかで漏電があった場合に、自動でブレーカーが落とされるというもの。
なので、私が最終的に考えたことはこちら。
- 保冷米びつを設置する場所は水回りから離れている
- 大元のブレーカーに漏電ブレーカーがある
- 漏電ブレーカーがあるならアース線のコンセントもビリビリガードなしでも大丈夫そう
と判断しました。(※あくまで個人の判断です)
実際、アース線につながなくても電源はつきます。大事なのは万が一のときのために、使用する際に漏電対策がきちんとできているか確認することが必要です。
いかがでしたか?
米に虫が出てしまうと本当にショックですし、たとえギリギリ虫が出なかったとしても保存状態が悪い米はパサパサしておいしくないです。
今回保冷米びつを購入したことで、年間を通して米のおいしさをキープできたらいいなぁ。期待したいと思います!
保冷米びつの購入を検討している方は、今回のレビューを参考の一つにしてみてくださいね。
▼今回購入した保冷米びつ(31kgタイプ)
▼漏電ブレーカーやアース線用コンセントがない場合に購入を検討した方がいいもの
▼お米につく虫が嫌がる唐辛子成分たっぷり