【2019.12.9更新】
皆さんは「ルノルマンカード」を知っていますか?
カードを使った占いというと日本では「タロットカード」が有名ですが、欧米などではそのタロットカードと同じく知名度があるカードなんですよ。
とはいえ、占いは好きでもルノルマンカードははじめて聞いたなあ、という方もいますよね?
今回は、占いが好きなら知っておくべきルノルマンカードの基礎知識を紹介したいと思います。
ルノルマンカードとは?
「象徴となる絵柄」と「トランプの数字とマーク」が描かれた36枚のカードを1セットとして構成されているカードです。
これは18世紀後半からパリで活躍した凄腕の女性占い師「マドモアゼル・ルノルマン」の名にちなんだ占いカードなのですが、彼女本人がルノルマンカードを作ったわけではないそう。
どうやら彼女の名前にあやかりたいと思うぐらいに、マドモアゼル・ルノルマンという占い師の力は凄かったということらしいです。
タロットカードとルノルマンカードの違いとは?
簡単に言えば「カードが多いか少ないか」ということと、「比喩表現が多いか少ないか」ではないでしょうか。
タロットカードは全部で78枚(大アルカナ+小アルカナ)で、正位置と逆位置によって意味も変わります。
カード1枚1枚に複数の象徴が含まれていて時期を読むのが難しく、占い結果に比喩表現が多いのが特徴です。
そのせいか、なかなかカードの意味を読み解くことが出来ずに、途中で挫折してしまう方も多いそうです。
扱いや読み解くことに慣れるまでは、辛抱して勉強が必要だということですね。
とはいえルノルマンカードが簡単! と言うつもりはありません。
タロットカードの面白さも魅力も踏まえた上で、あくまでこちらの方が「読み解きやすい」ということです。
ルノルマンカードは先にお伝えしたように、36枚のカードから成り立ちます。
正位置のみで、1枚のカードに1つの象徴で、時期が読みやすく占い結果に直接的な文章で答えが出せるというのが特徴です。
両者とも簡単な問いなら1枚からでも読み解けますが、タロットカードが3~10枚程度から読み解くのに対して、ルノルマンカードは2枚以上を組み合わせて読み解くのにも違いがあります。
ルノルマンカードの占い方の種類
ルノルマンカードのシャッフルの仕方はトランプをきるときと同じです。
- ワンオラクル
→ 1枚のカードで質問を読み解く方法。これはシンプルな質問に向いています。
- 2カード
→ 2枚のカードをつなげて読み解く方法。シンプルな質問に向いています。
例:1枚目(~~が)+2枚目(~~する)
- 3カード①
→ 3枚のカードをつなげて読み解く方法。
2カードよりも深く読み解くことができます。
例:1枚目(~~が)+2枚目(~~して)+3枚目(~~した)
- 3カード②
→ 3枚のカードで過去+現在+未来を読み解く方法。
質問に対して聞きたいことを3つ挙げます。
例:1枚目(現状)+2枚目(周囲)+3枚目(今後)
- 5カード①
→ 5枚のカードで読み解く方法。多少複雑な質問が出来ます。
2つの質問を混ぜないように注意します。
例:1枚目(現状)+2枚目(過去)+3枚目(問題の原因)
+4枚目(アドバイス)+5枚目(今後の変化)
- 5カード②
→ 5枚のカードで読み解く方法。はじめにKeyカードを配置します。
Keyカードは質問内容をよく表しているものを選びます。
例:3枚目(過去)+2枚目(近い過去)+1枚目(Keyカード)
+4枚目(近い未来)+5枚目(未来)
- 9カード
→ 9枚のカードで読み解く方法。5カードよりも1つの質問をより深く。
例:上段(心の動き)→1枚目(過去)2枚目(現在)3枚目(未来)
中段(現状の動き)→4枚目(過去)5枚目(現在)6枚目(未来)
下段(結果)→7枚目(過去)8枚目(現在)9枚目(未来)
そしてルノルマンカードの極みは36枚のカードをすべて使う「グランタブロー」です。
これを展開すれば、相談者の過去・現在・未来から恋愛・金運・仕事などを読み解くことが出来ます。
扱えるルノルマンカードの枚数を少しずつ増やしていって、グランタブローで読み解けるようになりたいですね!
いかがでしたか?
今回は、占いが好きなら知っておくべきルノルマンカードの基礎知識を香先生著書「ザ・ルノルマンカード」を参考にしながら紹介しました。
香先生の著書はとても分かりやすいので、ますますルノルマンカードが好きになりそうです。
これからも著書を参考にしながらルノルマンカードを覚えていきたいと思います。
ルノルマンカードは、占う側がカードの意味や組み合わせが示す直接的なメッセージをいかに「読み解けるか」がポイントになってきます。
この記事で少しでもルノルマンカードに興味を持ってもらえたらうれしいです。
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